はじめに
先日の「OCI 2023 Certified Foundations Associate」合格に続き、さっそく2個目のOCI資格を取得してみました。もちろん無料!
今回は前回と同じくFoundationレベルではあるものの資格名に「 AI 」とついているため、機械学習的な専門知識が必要かつOCIのサービスとも絡んできて一気にレベルあがりそうだな~と覚悟してました。
AWSのMLS(機械学習系の専門領域の資格)もそうなんですが、AI・Machine Learning系のベンダー資格ってベンダーの知識の前に前提のAIの知識で挫折する人がいるくらいかなりの割合でAI・MLの知識が問われることがあるので今回は割とチャレンジングな気持ちで勉強を始めました。笑
※OCI1個目の合格記事はこちら↓
受験したもの
今回受けたのは Oracle社が提供するクラウドサービス( OCI )のなかの Oracle Cloud Infrastructure 2023 AI Certified Foundations Associate
試験のトピックや配点は以下のようになっています。
・AIの概念やワークロードについて:10%
・機械学習(ML)/深層学習(DL)の概念:30%
・生成AI/LLMの概念:30%
・OCIのAIサービスの概念等:30%
JDLA(日本ディープラーニング協会)のG検定などをお持ちの方や業務でAIなどに触れる機会のある方などは比較的簡単に受かる知識ドメインだとは思いますが、機械学習や深層学習のほかに生成AI、LLMといった比較的近年のAI関連の話題や実際のOCIサービスとの関連を満遍なく聞かれる試験のためAI/ML系に縁のないエンジニアの方は割と一から学習みたいな資格勉強になると思います。
試験概要は以下の通りです。
・受験料:無料
・試験形式:四肢択一式
・試験時間:60分
・問題数:30問
・合格率:60%
※ちなみに日本語で受験できました
Oracle社の認定資格一覧はこちら
受験の流れ
- こちらのページから「Oracle Cloud Infrastructure 2023 AI Foundations Associate」をクリック
※OCI無償資格取得プログラムの期限が~2024年1月31日となってましたが2024年2月26に無償で受験できました! - 2. 以下のような学習パスが表示されるので上から順にやっていくだけ! ※アカウント登録が必要です
ここで残念なお知らせです!
なんと、なんと、、試験以外の講義動画がすべて英語でした!!!
しかも半分はインド英語でリスニングが難しい、、!
でもご安心を!字幕で(自動生成の)日本語が表示できます!(ただし英語字幕しかないものも・・・・)
欧米人講師の場合は字幕+リスニングで理解が捗るのですが、インド人講師の動画は再生速度を落とすのがおすすめです笑
それらの関門(?)を超えた方はようやく受験ですが、そこは安心してください!
試験は日本語です(模擬試験で特有の英単語やフレーズに慣れようと頑張った時間をカエシテ・・・)
おすすめの勉強の流れ
全ての学習パスを全部受ける時間ないよという方向けに今回もおすすめの勉強の流れを考えてみました。
とりあえず資格だけほしい!という方は以下の流れを参考にしてみてください
- ①の講義内の模擬問題を解いてみる(答えと解説を覚えることを意識する)
- ②の練習問題として45問程度の問題を解く(答えと解説を覚えることを意識する) ※本試験では同様の問題や逆パターンの問題が多く出題されます
- ③の本試験を受けてみる
- 合格できなかった問題が①、②にあれば再インプット、なければググる
上記のインプット(①、②)だけだとOCIのAIサービス系の知識が不足するので OCIのAIサービス でサービス名と何ができるかの概要だけ学習するのがおすすめです。
下記の5つのサービス名とそれぞれどういったことができるサービスか(画像右側の記載部)を紐づけられればOKだと思います。
OCI 2023 AI Foundations Associateを受けてみて
いざ合格してみればG検定やAWSのMLSよりは全然優しい試験ではあるものの、やはりAI/ML系に初挑戦の人からしたら初めてのことだらけ(CNN、RNN、強化あり学習、強化なし学習、強化学習、ソフトマックス関数、sigmoid関数などなど)で覚えること多いと感じる内容だと感じました。
AWSのMLSなどはAI/ML系の知識習得でそもそも挫折する人がいるものですが概念など概要レベルで抑えるだけで本試験は合格可能なのであきらめずにとりあえず受けてみるという精神でチャレンジすれば誰でも数日で合格可能な内容だと思います。
むしろAI/ML系の資格の中では無料で受けれて比較的やさしい導入的な資格になりえると感じましたので周りで興味のある人がいればぜひ受験の後押しをしてもらえるといいのではないでしょうか。